歯科医院院長のブログ

【歯科医院経営者必見】マーケティング戦略の最適化と広告費の適正化とは?

【歯科医院経営者必見】マーケティング戦略の最適化と広告費の適正化とは?

2025年03月12日 21:54

【歯科医院経営者必見】マーケティング戦略の最適化と広告費の適正化とは?

はじめまして!現役歯科医院院長・経営者向けのコンサルの下所由美子です

みなさん、こんにちは!私は 現役の歯科医院院長 であり、同時に 歯科医向けの経営コンサルタント をしています。
日々、多くの歯科医院の先生方とお話しし、 経営課題の解決業務改善、マーケティング戦略の最適化 についてアドバイスをしています。

今回は、ある歯科医院の院長先生との会話をもとに 「広告費の最適化」と「競合分析」 についてお話しします。


【広告費、適切に使えていますか?】

■ ある院長先生とのやりとり

ある日、私のクライアントである A歯科医院の院長先生 との会話の中で、こんなやり取りがありました。

院長先生
「マーケティングレポートを作ってくれてありがとう!
でも正直、HP制作会社に全部任せていて、あまり気にしたことなかったんだよね…。
開業以来、順調に新患が増えていたし、競合もあまり気にしたことがなかったんだ。」

私(下所)
「なるほど!順調な時ほど、改めて数値を整理しておくと、
無駄なコストを削減できたり、次の戦略を立てやすくなるよ。」

■ 広告費の適正化:まず見るべき指標

たとえば、まずは 「新患獲得人数 ÷ 広告費」 で、広告の費用対効果を見ます。

  • 毎月・毎年の変動はないか?

  • 一度、広告を止めてみたらどうなるか?

広告を止めても、新患数が変わらなければ、その広告費は削減可能 ということになります。

意外と 「広告を出し続けるのが当たり前」 と思っている先生も多いですが、
実際に数値を見直すと「不要な広告費」が見つかることも多いです。


【競合分析の重要性】

■ 競合がいない…?本当にそう?

院長先生は「競合はあまりいない」と感じていたようですが、
本当にそうでしょうか?

「競合がいない」と思っているのは 自分の視点 であって、患者さんの視点では違うかもしれません。


新患数がどんどん減っていませんか?

自分の歯科医院の「ウリ、強み」は患者さんの視点から見て優位性ありますか?


そこで ホームページの「競合の検索ビュー数」と自分の検索ビュー数 をベンチマークするのがおすすめです。

  • 例えばマーケティングツールを用い 競合のHPの検索ビュー数、キーワード をチェックする

  • (10万円/月~かかるツールから5万円買い切りの分析ツールがあります→お試し分析可能)

  • 競合歯科医院の 法人決算情報 から売上・利益額を推測する

これらのデータを活用すれば、
競合医院の動向を把握し、自院のポジションを明確にすることが可能 になります。


【数値で見ると経営戦略が明確になる】

院長先生には、次のようにアドバイスしました。

  1. 「競合分析」を継続的に実施する
     → 検索ビュー数や患者の流入経路を定点観測

  2. 「広告を一度止めてみる」
     → 本当に必要な広告なのか、数値で確認する

  3. 「年商・利益・コスト比率」を見直す
     → 競合との比較をしながら、経営の中期・長期目標を立てる

数値をしっかり把握し、 適正な広告費で最大の効果を得る ことができれば、
利益率の向上や将来の医院拡大も より確実なもの になります。


【まとめ:今すぐできる3つのアクション】

「新患獲得人数 ÷ 広告費」 を計算し、費用対効果を確認
一度、広告を止めてみて反応を見る
競合の検索ビュー数を調べ、医院のポジションを把握する

経営の数字を見直すだけで 数十万円単位のコスト削減 ができることもあります。
ぜひ一度、数値をチェックしてみてください!

歯科医院のマーケティング戦略や経営改善のご相談も承っています。
気になる方は、お気軽にご連絡ください!